冬らしい、つんつんした空気が肌に当たり、気持ちよい。
11月は休みがちだったので、ほぼ1か月ぶりにといといへ参加できた。
公園に雪が残っていたらできるかもと思い、そりを持参した。
林東公園に足を踏み入れると、野鳥のさえずりが聞こえてくる。
シジュウカラがたくさん枝にとまっている。
池は氷が張っている。
かめや鯉たちは氷の下かな?スケートできるね、と息子が言う。
自然の中に身を置く心地よさと共に、今日のわが子はどう過ごすかと気が引きしまる。
わが息子、周りの子たちが遊んでいる中で、遊びに気持ちが入らないのか帰りたがることが度々あるのだ。
なかよし橋のほうまで歩いていくと、橋へ上る階段が雪で程よく覆われており、
そり滑り場となっていた。
息子はじーっと、そりをする子どもたちを眺めている。
誘ってみると滑りたいと。
1~2度滑ると芝生の広場のほうへ移動。
傾斜のあるところで1~2才児たちに混じってお尻滑りをする。
5~6歳児たちのやっている道路づくりを興味深げに眺めている。
ぽつり、「帰る」『え、もう?』「お弁当食べたい」。
持参したおにぎりを一つ食べると、気持ちが落ちついた様子。
「そり、する」と気持ちは再び、遊ぶことに向いていた。
何度も何度も滑った。
私と一緒に、そして一人で。
めずらしく積極的に遊ぶわが子の様子に、周りからも
「生き生きしてるね~」と声がかかる。
こうやって協同で子どもたちが遊ぶのを見守るといといだから、
うちの息子の変化をわかってくれて声をかけあえる。
一緒に喜び合えることが、私は嬉しい。
午後は、次週のクリスマス会の準備とミーティングをする。
ミーティング中、けんかがあった。
一人の子が、持っていたおもちゃで、もう一人の子の顔をぶった。
おもちゃを取り上げないとケガするかもと思ったけど、どういう経緯があったのだろうとか、
二人がぶつかりあっている中に、あまり面識のない私が入ったらその関わりを壊してしまうかもしれない
など躊躇している間に、近くにいる人が仲裁に入りけんかは止められた。
ケンカをどこまで見守るか、どう間に入るか、周りにいた大人たちの心の中で、
様々な思いが沸いたに違いない。
この時はできなかったけど、その時に心の中で感じた気持ちを置き去りにせず、
言葉にして聞き合う時間を作りたいと思った。
やよい