夏らしい日差しが降りそそぐ防災の森。
最近のSは、仲間との遊びをぐぐーっと楽しんでいる様子。
もちろんケンカも多いのだ。
今日は、遊具の消防自動車に子どもたちが集まって
遊んでいたが、4月から入会したTくんが運転席にいた。
Hくんが交替してほしいと申し出るが「やだ!」と譲らない。
その様子を見て、後部座席で憎々し気な顔をしているうちのS。
ものすごい感情が顔に出ていてるんだけど!
なんだか、周りを囲んでいるお母さんたちも、展開を案じ、
一様に緊張しているような‥気のせいだろうか。
断られて戸惑っているHくんに代わって、
年上のSがTくんに向かって「やだ~!」
T君もふたたび、「Tの!やだ!」
Sも再び「やだ~!!」と絶叫
そして、Sの「ママ~(泣き)」で終了。
手が出ることはなかったが、子どもの表現の率直さに大人はひやひや。
その後、子どもたちはたてものの周りで石をつかってごっこ遊び。
石や草をつかってお菓子に見立てて大人にくれたり、たかく積み上げてみたり。
そんなときに、TくんとSが、石をやり取り。
関係が変わった瞬間だった。
いつのまにか一緒に遊びだしていた。
うちのSは、しきりにT君の気を引こうとしてふざけている。
からだ丸ごとのぶつかり合いとその後親しみにつながっていく柔らかさ。
大人にはまねできないなぁ…なんて、すがすがしいのだろう!
子どものケンカを見守ることの意味ってなんだろう?
結構見ている親としてはしんどいのだけど。
でも、子どもにも大人にも意味深い経験になっていると思う。
世の中が、楽なほうへ楽なほうへ流れて、人とのつながりが希薄になっている今、
子どもとの暮らしのなかで、人とのつながりに助けられることは多いし、
未来に生きる子ともたちが豊かに生きてほしと考えている。
やよい