2018年2月7日水曜日

といとい合宿day2

二日目の朝

子どもたちは元気いっぱい!!

大人たちは。。。お疲れモード 笑


火の番を買って出た二人

謎のチームワークで ひたすら小さくちぎった新聞紙を火に放り込む

いったい どんな意味があるのかはわからないが

二人で協力しながら 火と人が知り合うことは なんだか嬉しかった

無意味なことが 無駄なことなのは 大人の世界なのかもしれない。


一人で使いたいと 最初はもめていた小さな二人

一緒だともっと楽しいことに 気がついてからは 見ているこちらが幸せな気持ちに。

 時おり顔を見合わせて にっこりするのが なんともいえなかった


あっちでも こっちでも むしゃむしゃ雪を食べてる

道産子の特権!!いつかシロップをかけて食べてみたいね~と夢が広がる。



かまくらの中で味わう ほしいもは最高!!

隠し味に雪をすくいつけて食べる子どもたち





昨日は取っ組み合いをした二人

今日は手をつなぎ 助け合って歩きます。


「がっきだよ~」


子どもたちは働き者。


やりたいことは がんばれちゃう。


冷えたからだは 温かいスープを飲んでで温めます。


世代を越えて。

ばばはみんなのおばあちゃん。



スノーシューにも挑戦!!


普段は色々なことに追われ 子どもとしっかり向き合うことが難しかったりする。

そんな日常が本当は宝ものだということを 心から感じられるのは

もしかすると 子育てが終わってからなのかもしれない。

遊ぶことが目的の今回の合宿では 子どもも大人も 思い切り

向き合い 笑いあい うれしいことも うまくいかないもどかしさも

存分に感じられた気がします。

自然の中で過ごすこと 自然とともに生きること

 やりたいことをやり 仲間と助け合って 自分らしく

生きていられることが 日常で当たり前の社会に

なっていけたらいいなぁ。先ずは家族、隣の人からですね。

なお

といとい合宿in余市day1

メンバーが所有する ログハウスへ雪遊び強化合宿へ!!

まずは 冬は除雪が入らない坂道を えっちらおっちら 荷物運び。

子どもたちも自分の荷物を背負い 歩きにくい雪道を一所懸命登ります。

「つかれた~」 「おもい~」 「もうあるけない~」

弱音のオンパレードです



それでも 大きい子たちは荷物を順番で持ち 励ましあい なんとか到着!!

「おー!!ついた!やったー!だいぼうけんだ!」と興奮。

小さい子は母に担がれ そりにのせられ 余裕のゴール

母が背負っていたはずの荷物は転々と 道の途中に置いてきぼり。。。笑

このあと 何往復もした母たちは 到着早々気持ちの良い汗をかきました!!


荷物整理が終わったら 早速雪遊びスタート

千歳や苫小牧に比べると とっても雪が豊富な余市

特に今年は雪が少ないので ようやくダイナミックな雪遊びが出来て

大人も子どもも 大はしゃぎ




かまくらづくりに



そりすべり しりすべり


遊びつかれた 最年少参加の次女は そりの中で


ぐっすり。

他にも 6年生のお姉ちゃんを先頭に 森探検へ

森探検では 自主保育や森のようちえんの良さを体感♪

子どもって 自然って 本当にすごい!!


はじめて訪れた 冬の森を 歩いたことがありますか?

森に入った瞬間 子どもたちの五感はフル回転!スイッチオン!

知らない場所 ずぼずぼ埋まる足元 鳥の声 雪を踏む音 道無き雪原 仲間が呼ぶ声

恐怖や不安と一緒にむくむくと膨れ上がる 冒険心好奇心

自分の目で 耳で 身体と心で 危険を察知しながら 自分たちで道をつくります。



早速木登りが始まりました

子どもたちって 大人が思う以上に慎重

折れないかな? 落ちないかな? ちょっと怖いな。 いけるかな?

それぞれの心の葛藤が しぐさや表情から感じ取れます。

左はしにちょこっと写っている 4歳の男の子は

いつまでたっても 登ろうとしません。

大きい子たちがやっているのを じーっとみつめ たまにボソボソ

やってみたいけど 怖いのかな?


みんなが一通り登り終わり 誰もいなくなると 決心がついたように 動き出す

だけどやっぱり怖い 足も届かない。

「てつだってよ~だっこしてよ~」と甘え声

どうしようかな?手伝ってあげればきっと楽しい思い出になるよなぁ。

でも、それでいいのかな?ちょっと悩んだけれど、今回は

「どうしたら登れるんだろうね?今はそこまでしかいけなかったけど次は
きっともっと登れるよ。」

とだけ声をかけて見守ってみることに。

泣き出すかな?いじけるかな?どうするのかな?

すると、他の子がよってきて

「ここにあしかけてごらん!」 「おなかでのぼるんだよ!」

目標の場所まで登ったときの彼のうれしそうな顔

「みてみてー!!できたよー!!」のはじけた声

あぁ。余計な手出しをしなくてよかったぁ。

私にも答えはわからないけど『見守る』とか『主体的』とか

こういうことからはじまるのかな?


まだまだ続く森探検

みんなについていけず 「まってよ~おいていかないで~」と
泣き出す 4歳長女

あわててかけよる 6年生の女の子


こちらは 木の上から ロープのブランコへ乗り移り

怖くてなかなか 勇気が出ない

後ろからは「はやくーまだー?」とせかす声

「がんばれー」「だいじょうぶだよー」と応援する声


えいや!!できたね。

小さな挑戦や冒険、出来たり出来なかったり 子どもたちは真剣勝負




子どもたちの心の葛藤や 湧き上がる感情を一緒に感じ寄り添う時間。

あぁー森のようちえんをはじめてよかったなぁ。

子どもたちや自然は 私の先生です。


外とは一変。

お部屋に入ると 場所や物の取り合いがはじまります

「小さい子はだめー」「いれてあげない!」「もういっしょにあそんであげなーい」

そんなようすをみて どうしようかな?どんな言葉がけをしようかな?

と悩む大人たち。

「仲良く遊びなさい」「喧嘩はやめなさい」「小さな子には優しくしなさい」
「おもちゃは順番に使いなさい」「人の気持ちを考えなさい」

叱るのは簡単。ついつい言いたくなるし、言うべきときもある。

どこまで見守る?どうしたら子どもが自分から思いやりを持ってくれる?
親同士の学びあい、話し合い。

子どもだけじゃなく、親が悩みを分かち合い、育ち合えるのが

といといの 最大の魅力かもしれない。

今を生きる子どもたちと 未来を思い悩む大人のすれ違いなのかな?



大きい子たちの目を盗み ようやく秘密基地へ潜入した 小さい組。


夕食はレトルトカレー。

このログハウスは水道が使えない。

米を炊いたり飲んだりする水はリュックに入れてみんなが運んできた。

トイレの水は薪ストーブで 雪を溶かして使う。

水道から水が出ることのありがたさを感じながら、水を無駄なく

大切に使うために工夫しながらすごす 貴重な体験。


就寝前の一騒ぎ。

男の子という生き物は なぜこうも戦うのだろうか?

女の子である母たちには チンプンカンプン。

お互いを知るため?うけいれるため?力くらべのため?

ひとしきり戦った後は 前よりも仲良く 団結力が増すのは男子七不思議のひとつ。

怪我をしないよう見守りつつ 気がすむまでやらせてあげられる環境は

今の時代 とても貴重なことかもしれない。

力加減や痛み 自分の感情のコントロールを学ぶことは 必要なことだと感じた

1日目のしめくくりでした。

つづく

なお

1月18日 新年会

幼稚園の兄姉達も参加する冬休み期間は朝から賑やか!

パワフルで逞しい。


地図を確認した子ども達の先導で
準備中の支笏湖氷濤まつり会場を見学


散策を終えると 広場で宝探し。
お宝は、おみくじ付きのミカン、リンゴにバナナ


寒くてもへっちゃら 。
雪の中から掘り起こし その場で豪快にガブリ。



あの子もこの子も、

いつもは 「冷たい、寒い」って雪遊びをボイコットするくせに、

今日は手がかじかむのも忘れて 頬張る顔に ほっこり。


昼食後は 新年会のメインイベント、お餅つき!!

…といっても杵と臼を使った仰々しいものではなく、

絵本『ばばばあちゃんのおもちつき』を手本にした ボウルと擂り粉木を使って
ぺったんぺったんお餅をつく方法。

まずは ばばばあちゃんの絵本を読んで予習。


準備を整え、いざ!

ぺったん、ぺったん。

みんな真剣




つきたてのお餅を丸める作業に一苦労。

子どもの手についたお餅を取ろうと 親の手も餅だらけ。

粉だらけ…



あんこ、きなこ、ゴマ 好みのトッピングで美味しくいただきました




毎日の家事育児に追われ つい便利な家電に頼り、
行事やしきたりも簡素化してしまうが、

子ども達のキラキラワクワクした顔を見てたら 
こうゆう経験も大事なんだ、必要なんだと改めて実感する。

オシャレじゃないけど、汚れちゃうけど…

知恵を絞れば 身近なモノでこうして季節を感じ 日本の文化を感じ 
連帯感を味わうことができる。

といといメンバーに 薪ストーブと羽釜で飯を炊く母がいる。

四季と上手に付き合い 自然に溶け込み、そのナチュラルで丁寧な暮らしぶりは 
自ずと丁寧な子育てに繋がっていると  いつも感心する。

せっかく彼女のような人がそばにいて、自然の中で過ごす時間を持てるのだから、
四季の移ろいを感じ 自然の色や香りを楽しみながら暮らしに取り入れ 、
もっとゆとりをもって生活したい…

といといの活動で 子どもに伝えていきたい…
と新しい年の始まりに思う。

ゆうこ